「復帰したら仕事と育児でパンクしそう…」「そもそも、この働き方でいいの?」
子育てに奮闘しながら、ふと頭をよぎるこの疑問。あなただけではありません。
実は育児休業期間は、新しいキャリアへの扉を開く絶好のタイミングになり得るんです!
育児・介護休業法の改正(2022年4月施行)で、働き方の選択肢が広がっています。「出生時育児休業」の創設や育休の分割取得が可能に!厚生労働省HP
「え、育休中に転職活動ってありなの?」と驚いたあなたへ!
結論から言うと、法律上の制限はありません。育児休業中でも新たな職場探しは可能です。
今回は、育休中の転職活動のリアルや気をつけたいこと、スムーズに成功させる方法、をお伝えします。

気づけば時間が溶けていく育休期間
育休復帰が不安なのはあなただけじゃない!
「育休復帰…したいけど、したくない…(でもお金はいる)」
そんな気持ち、めちゃくちゃ分かります!!!
- 職場復帰しても、育児と仕事を両立できるか不安 → 「子どもが熱出したら?詰む…」
- 職場の人間関係が変わってないか不安 → 「気づいたら席なくなってたらどうしよう」
- 時短勤務で収入が減るのが不安 → 「時短にしたら年収が3分の2に…」
こうした不安から、「そもそも、この職場に戻るのがベストなのか?」と考えるママが増えているのです。
育休中に転職するママが増えている理由
育児と仕事のバランスが取れる職場を探している
- 在宅勤務OKの企業
- フレックスや時短勤務がしやすい職場
- 「子どもが熱を出しても罪悪感ゼロ」な環境
理想の働き方のヒントになる記事はコチラです↓
育児休業法の改正で選択肢が増えた
2022年4月の法改正で「育休の分割取得」が可能に!
これにより、子どもが1歳までの期間内で最大2回に分けて育休を取得できるようになり、家庭の状況や仕事の都合に合わせて柔軟に育児と仕事を両立させることができるようになりました。

夫婦交代で長期育児、仕事の繁忙期を考慮、保育園の入園時期に合わせる・・なんてことができちゃいます!
パパの育休取得も増え、ママの転職活動も進めやすくなった
「出生時育児休業」(通称「産後パパ育休」)の導入で、パパの育休取得が増加し、育児参加がしやすくなりました。また上記にあります通り分割取得が可能になったことから、ママは復職と育児の両立プランを柔軟に立てられるようになりました。これにより子育て期間中でもキャリアを見直す時間が確保でき、転職活動に取り組みやすい環境が整いつつあります。

出生時育児休業(通称「産後パパ育休」)は、2022年10月から始まった新しい制度!ママの産後の負担軽減と、パパの育児参加促進を目的としています。従来の育児休業制度と併用することも可能です。
転職活動の時間を確保しやすい
- 復帰後よりも、育休中のほうが時間の融通が効く
- 面接もオンラインで受けられる企業が増加
エン転職の調査によると、企業の43%がオンライン面接を導入しており、未導入企業の35%が将来的に導入を検討しているため、近い将来には60%以上の企業がオンライン面接を導入する可能性があります。参照:エン転職
「え、育休中の転職って意外とアリじゃない?」と思ったそこのあなた。次は、具体的なやり方を紹介します!

重い腰が少し軽くなってきた!!
育休中の転職活動、何から始める?
自分の「理想の働き方」を明確にする
転職活動は、目的地を決めないと迷子になります。
- 今の職場の何が嫌なのか?
- どんな働き方ならストレスが少ないのか?
- 収入・働き方・職場環境、何を優先するのか?

このあたりをハッキリさせておかないと、「転職したのに、結局また不満!」になりがち。
転職サイトに登録!
「まずは求人情報を集めること」これが鉄則!
- 時短勤務OKな企業特集
- 在宅勤務が可能な求人
- 女性のキャリア支援が充実している企業
最近は「子育てママ向け転職サイト」も増えているので、活用しない手はありません。
子育てママ向け転職サイトの他、時短で情報を集めたい方はコチラの記事が参考になります↓
在宅でできる転職活動をフル活用
- オンライン面談OKの転職エージェントを活用
- 企業説明会やセミナーもオンラインで参加可能!
- スキマ時間で履歴書・職務経歴書を準備
特に、職務経歴書のクオリティは超重要! → 無料テンプレを使って、子どもが寝ている間にコツコツ作成しておくのがコツ。Dodaでは、WordやExcel形式のテンプレートを無料でダウンロードできます。
夫・家族の協力を得る
「転職したいけど、子どもがいて時間がない!」という人は、 夫や家族のサポートを頼るのが大事!
- 週末の数時間、子どもを見てもらって面接時間を確保
- 夫婦で家事・育児の分担を見直す
- 転職について相談し、理解を得る
夫を「頼れる相棒」にシフトチェンジ!コチラの記事にまとめています↓
育休中の転職で気をつけるべきポイント

現職の就業規則をチェック!
「在職中の転職活動禁止」の規定がある場合も
会社のルールで転職活動が禁止されているケース
- 会社の就業規則や雇用契約書に「転職活動禁止」の文言がないかチェック
- 育休中でも「在職中」に含まれるので、このルールは適用される
- 会社に見つかると注意や処分を受ける可能性あり
- 最悪の場合、損害賠償を求められることも
でも実は…
- 完全に転職活動を禁止するのは難しい(憲法の「職業選択の自由」があるため)
- 就業時間外の活動まで会社が制限するのは基本的に無理
- 勤務先に知られないよう慎重に活動する
- 会社のパソコンやメールは使わない
- SNSでの転職希望アピールは控える
- 不安なら労働専門の弁護士に相談してみる
トラブルにならないように注意
育休中に転職を考える場合、退職前提なら会社とのトラブルを避けることが最優先。育休は「復職すること」が前提の制度のため、転職が決まったらできるだけ早めに退職の意思を伝えるのがマナー。
退職タイミングに注意
最適な退職タイミングは、育児休業給付金の最終支給日以降です。育休給付金は通常、申請後2ヶ月ごとに支給されるため、次回の支給日を確認し、その支給を受けた後に退職届を提出するのが理想的です。
- 育休給付金の支給決定通知書で次回支給日を確認する
- その支給日を待ってから退職届を提出する
- 退職日は会社との調整が必要ですが、給付金受給後にすることが重要
なお、育休からの復職後すぐに退職すると、「育休給付金の不正受給」とみなされるリスクがあります。一般的には、復職後少なくとも1ヶ月以上は勤務することが望ましいと言われています。
退職前に必ずハローワークや社会保険事務所に確認し、自分のケースに合った正確な情報を得ることをお勧めします。
転職先の育児支援制度を確認!
- 時短勤務は何歳までOK?
- リモートワークはどれくらい可能?
- 子どもの体調不良時のサポート制度は?
「当社は子育て中の社員を応援しています!」というフレーズ、美しい響きですが本当かな?実態を暴く質問集はコチラの記事が確認できます↓
まとめ
育休中の転職は、「あり」どころか、むしろメリットが多い選択肢!
キャリアを見直す絶好の機会です。育休中は自分の価値観や優先順位を再考する時間があり、ワークライフバランスを重視した転職先を慎重に選べるメリットがあります。現代の多くの企業は、ダイバーシティ推進の観点から、育児経験者を積極的に採用する傾向にあります。

育児と仕事の両立支援制度が充実した企業への転職は、長期的なキャリア形成において大きなメリットとなると思います!
- 育休復帰に不安を感じるのは普通!それなら転職も視野に
- 育休中だからこそ、時間を確保してじっくり転職活動できる!
- 転職先の条件をしっかりチェックして、後悔のない選択を!
「このまま復帰して大丈夫?」と少しでも思ったら、まずは情報収集から!
焦らず、でも前向きに。あなたにピッタリの働き方を見つけましょう!
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