「今日も保育園のお迎えに間に合うか…」「この仕事、子どもが寝た後にやり終えられるかな…」「また休むと同僚に迷惑をかけてしまう…」
子育てをしながら働くママの頭の中は、常に様々な心配事でいっぱいです。
仕事も家庭も大切にしたいけれど、その狭間で自分の心の健康が置き去りになっていませんか?
この記事では、毎日がんばる共働きママ・子育てママのための「心の持ち方」と「無理なく続けられる働き方」について、実体験をもとにお伝えします。
- 仕事と育児の両立で感じる心の葛藤への対処法
- 職場に迷惑をかけないと思いながらも自分を大切にする方法
- メンタル不調で休職した後の復帰ステップ
- 小さな一歩から始める自信回復と新しい働き方の見つけ方
「子どもの行事で早退したい…でも言い出せない」「在宅勤務中に子どもが熱を出して会議に集中できない」「もう限界かも…でも周りに迷惑はかけたくない」

どこかで共感する部分はありませんか?そんなママたちの心の声に寄り添いながら、無理せず、でも自分らしく働き続けるためのヒントをお届けします。

働くママたちの悩みは一緒かもしれない…
「心のキャパシティ」を知る:仕事と育児の両立の第一歩
まず最初に理解しておきたいのは、人間の「心のキャパシティ」には限界があるということ。特に子育て中のママは、家事・育児・仕事・自分時間などを全て詰め込もうとしがちです。

私自身、第一子が1歳の時に「完璧なママでいなきゃ」「仕事も手を抜けない」という思いからふと涙が出たり、イライラが止まらず夫に当たってばかり。頭痛にもずっと悩まされていました。
「もっと頑張らなきゃ」と思えば思うほど、心の余裕はなくなり、子どもが甘えてきてもイライラしてしまう…。そんな自分に自己嫌悪を感じ、さらにストレスをためる悪循環でした。
あの頃の私に教えてあげたいこと、それは「心のキャパシティを知ることが大切」ということです。
次のようなサインが出ていませんか?
- 夜、布団に入ってから脳が冴えて眠れない日が続いていませんか?
- 「〇〇しなきゃ」というフレーズが頭の中でループしていませんか?
- ちょっとしたことで涙が出たり、イライラが止まらなくなったりしていませんか?
これらが続くと、メンタル不調のサインかもしれません。

もしかすると、早めに自分の心と向き合っていれば、ここまで追い込まれずに済んだかもしれません。
キャパオーバーを放置すると、メンタル不調が深刻化し、最終的に仕事も育児も続けることが難しくなることがあります。だからこそ、「無理をしすぎていないか?」と自分に問いかけることが大切です。

自分自身を大切に!!
「会社に気を使いすぎる…」その心の負担を減らす方法
共働きママの多くが「職場に迷惑をかけているのでは?」という罪悪感を抱えがちですよね。子どもの体調不良での急な欠勤や、学校行事での早退。上司や同僚に申し訳なく思うあまり、心の負担がどんどん増えてしまう…。
でも、考え方を少し変えるだけでこのストレスをぐっと減らすことができます。
罪悪感から抜け出すための新しい視点
たとえば、「子どもの行事で早退します」と上司に伝えるとき、どんな気持ちになりますか?
多くのママは「申し訳ない」「迷惑をかけてしまう」と感じるはず。
でも、ちょっと視点を変えてみましょう。
あなたは、会社にとって貴重な人材です。
それは、単に業務スキルだけでなく、子育てを通じて培った「マルチタスク能力」や「危機管理能力」も含まれます。育児と仕事を両立しているからこそ、限られた時間で効率的に働く力が身についているはずです。
罪悪感に押しつぶされそうになったときは、「私は会社に価値を提供している」と意識してみましょう。

以前は子どもの用事で休むたび謝っていましたが、今は『○時までに終わらせておきます』『○○さんにフォローをお願いしておきます』と具体的な対応策を伝えるようにしています。すると不思議と罪悪感が減り、上司からの信頼も感じられるようになりました
これは一例ですが、「申し訳ない」という気持ちから「どうすれば互いにWin-Winになるか」という発想に切り替えるだけで、心の負担は大きく減ります。
負担を減らすための3つの工夫
1. 仕事の優先順位を整理する
→ 「今すぐやるべきこと」と「後回しにできること」を見極める習慣をつけると、いざというときの調整がスムーズに。
2. 休む時の対策を事前に考えておく
→ 例えば、「急に休む可能性がある日には業務メモを残しておく」「チームメンバーと業務の共有を普段からしておく」など。
3. 言葉の選び方を変える
→ 「すみません」ではなく、「ありがとうございます」を意識。「調整してくださってありがとうございます」と伝えると、相手も気持ちよく対応しやすくなります。

「どうすればお互いに良い形で調整できるか」を意識すると、罪悪感が減るだけでなく、仕事もうまく回るようになるはず!!

申し訳ない気持ちでいっぱいになるけどしょうがないものはしょうがない!!と割り切る!
うつで休職したら:焦らない復帰プラン
もし既にメンタル不調で休職中、または休職を考えているママへ。まず知っておいてほしいのは、「休むことは失敗ではない」ということ。仕事も育児も頑張ってきたあなたの心と体は、今まさに休息を必要としています。焦る気持ちはあるかもしれませんが、回復には時間がかかるもの。「無理せず、一歩ずつ」を意識しながら、復帰の準備を進めていきましょう。
休職からの復帰ステップ
- 完全に自分を休ませる時期:最初の1-2週間は仕事のことを考えないようにしましょう。治療に集中し、十分な睡眠と栄養を取ることが最優先です。
- 少しずつ日常を取り戻す時期:体調が安定してきたら、短い散歩や軽い家事など、少しずつ活動範囲を広げていきましょう。この時期は無理をせず、体調と相談しながら進めることが大切です。
- 新しい働き方を考える時期:復職前に「どんな働き方なら自分の心と体に無理なく続けられるか」を考えましょう。在宅勤務、時短勤務、フレックスタイム、転職など、選択肢は意外と多いものです。
うつからの回復には個人差があります。すぐに復職できる人もいれば、時間がかかる人もいます。でも、大切なのは「周りと比べず、自分のペースを大切にすること」。
「このまま仕事に戻れるのかな…」と不安になることもあるかもしれません。でも、今はそれで大丈夫。今できることを少しずつ増やしていけば、必ず前に進めます。
無理をせず、自分に合った道を見つけていきましょう。
柔軟な働き方を見つける:選択肢は思った以上にある
最近、子育て中のママが選べる働き方はどんどん増えています。特にコロナ禍以降、テレワークやフレックスタイムを導入する企業が増え、「働き方の選択肢=フルタイムorパート」だった時代は終わりつつあります。
・在宅勤務
通勤時間がなくなることで、朝のバタバタが少し解消。子どもが急に発熱したときも、すぐ対応できる安心感があります。
・時短勤務
フルタイムより勤務時間は短いものの、キャリアを継続できるのが魅力。収入は減るものの、「育児が落ち着いたらフルタイム復帰」も可能です。
・フレックスタイム
「子どもを送ってから出勤」や「夕方早めに退勤してお迎え」など、家族の予定に合わせて柔軟に働ける制度。コアタイムがある場合も多いですが、融通がきくのはありがたいですね。
・プロジェクト単位の仕事
「短期集中で働きたい!」という人にピッタリ。例えば、数カ月単位の契約や、業務委託の案件なら、ライフスタイルに合わせて調整できます。
・副業・複業
「本業の負担は減らしたいけど、収入もキープしたい…」そんなときは、副業や複業という選択肢も。ライティングやデザイン、SNS運用など、在宅でできる仕事も増えています。

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子育てママの転職方法についてはコチラの記事でまとめています↓

本当に選択肢が広がりました。しっかり時代についていこう!
自信がないママでも成功する「小さな行動リスト」
「特別なスキルもないし…」「ブランクが長いから…」と不安を感じるママも多いはず。でも、大きな決断をする前に、小さな一歩を積み重ねるだけで、気づけば前に進んでいるものです。まずはできることから始めてみましょう!
- 1日15分の”学び時間”を作る:子どもが寝た後や通勤電車の中で、気になる分野の本や記事を読む習慣をつけてみましょう。短時間でもコツコツ続けることで、知識が積み重なり、少しずつ自信につながります。
- SNSで同じ境遇のママとつながる:「#共働きママ」「#在宅ワーク」などのハッシュタグで検索すると、似た悩みを持つママと出会えます。リアルな体験談やアドバイスが得られ、モチベーションアップにも!
- できるようになったことリストを作る:「私なんて何もできない…」と思っていても、育児を通じて身につけたスキルは意外とたくさんあります。例えば、子どものイヤイヤ期対応=交渉力UP、突発的なトラブル処理=危機管理能力UP、家事と育児の両立=マルチタスク能力UP!できることを書き出すだけで、自信につながります。
- 無料オンライン講座を受けてみる:「ちょっとスキルを身につけたいけど、お金はかけたくない…」そんなときは、無料のオンライン講座を活用しましょう。動画や音声コンテンツなら、家事をしながらでも学べます。
- “ママ向け転職イベント”に参加する:オンライン開催が増えているため、自宅にいながら転職市場の情報収集が可能。企業の採用担当者と直接話せる機会もあるので、「今の自分にどんな選択肢があるのか」を知る第一歩になります。

最初から完璧じゃなくて大丈夫。小さな一歩を積み重ねることで、いつの間にか「やれること」が増えていきます。焦らず、自分のペースで進んでいきましょう!
心を守るための「小さな習慣」
最後に、日々のメンタルケアのために取り入れたい小さな習慣をご紹介します。
心のバランスを保つ日常習慣
- 朝の5分間”自分時間”:子どもが起きる前の静かな時間に、お気に入りの飲み物を飲みながら深呼吸。「忙しい1日が始まる…!」と焦る前に、心を落ち着ける時間を持つだけで、気持ちがグッと楽になります。
- 「完璧」を手放す練習:全部完璧にこなそうとすると、いつの間にか心がすり減ってしまいます。「今日はこれだけやればOK!」と、タスクに優先順位をつけましょう。最初は不安かもしれませんが、意外と「7割くらいで十分だった」と気づくことも。
- “愚痴ノート”を作る:イライラやモヤモヤをため込むと、ストレスが爆発しがち。そんなときは、誰に見せるわけでもなく、ノートに気持ちを書きなぐるのがおすすめです。書くだけで驚くほど気持ちが整理され、心がスッキリします。
- 「ノー」と言う練習:全部に「はい」と答えていると、気づけば自分の時間がなくなります。「これは本当に私がやるべきこと?」と考え、必要なら「ノー」と伝えることも大切なスキル。勇気を出して断ることで、心の負担が軽くなります。

以前は家事も仕事も完璧にこなそうとして疲れ果てていましたが、今は『7割できればOK』と決めています。その代わり、自分の時間を確保して趣味を楽しむようにしたら、不思議と全体的な生産性が上がりました
小さな習慣の積み重ねが、あなたの心を守る第一歩。無理せず、少しずつ取り入れてみませんか?

あなたは強い!!できるよ!!
まとめ:あなたの”ちょうどいい”働き方を見つけるために
仕事と育児の両立は、決して簡単なことではありません。でも「完璧を目指さない」「心のSOSに敏感になる」「小さな一歩から始める」という3つのポイントを意識するだけで、心の余裕は生まれてきます。
理想の働き方は人それぞれ。「このやり方が正解!」というものはありません。だからこそ、「自分にとって無理のない働き方は?」と問いかけながら、少しずつ試していくことが大切です。
- メンタル不調のサインを早めに察知し、無理をしない働き方を選ぶことが長く活躍するコツ
- 「会社に迷惑をかけている」という罪悪感から解放されると、より効率的に働けるようになる
- 小さな一歩を積み重ねることで、自信を持って新しい働き方にチャレンジできる
あなたの「ちょうどいい」働き方は、すぐに見つかるものではなく、試行錯誤の中で少しずつ形になっていくもの。だからこそ、焦らず、小さな気づきを積み重ねながら、自分に合ったスタイルを探していきましょう!
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